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Morris Special W-35 トップ膨らみリベアと最終調整/D−28音比べ
ヤフオクで購入した Morris Special W-35。トップの膨らみを少しでも元に戻そうと思い、ずっと重石を乗せてました。
すでに100時間を超え、これ以上やっても改善するとは思えないので、一旦終了しました。
トップ浮きの修正 
こんな感じで、ギターアンプ+洗濯洗剤を乗せて100時間超え。狙ったところに加重がかかるように文庫本を一番下に置いています。
これで半年とか1年やってれば、じんわり下がってかなり平坦になると思うのですが、さすがにもういいや!って感じになってきました。

結局…
W−35 トップの膨らみ
定規を当てると場所によって2mm〜4mmの浮きが残ってしまいました。
これでも2〜3mmは改善しています。アイロンが効いたようです。

マーチンD−28 トップの膨らみ
ちなみに上の画像はマーチンD−28です。フラットトップのギターはこうでないといけませんね。

まぁ、これ以上トップの膨らみの改善がみられない以上、あきらめも必要です。W−35はサドルを削って弦高を調整しましょう。

で、上から古いサドル。新しい牛骨サドル。モーリスのブリッジピンです。牛骨サドルもブリッジピンもヤフオクで500円程度で入手しました。
新しいサドルとピン

まずはサドルを削ります。少し大きかったので長手方向と幅をヤスリで調整し、ギターを逆さまにしても落ちない程度にぴったりと寸法出しをします。
逆さまにしても落ちないサドル
新しいサドルのなので、このままでは出っ歯になってしまい、弦高も高すぎです。サドルの底面を2mmほど削らないと使い物になりません。アバウトにミニルーターで削ってヤスリで平面に仕上げました。定規に当てながら光を透過して平面を出していくのは細かい作業です。

弦張り
出来上がったサドルです。オクターブ調整で頂点を削るつもりだったのですが、何もしない状態でぴったりと合ってました。
弦はマーチンのブロンズ弦(エクストラライト)です。マーチンD−28と同じ弦にしてみました。音の比較がし易いですから…。

モーリススペシャル W−35 正面 モーリススペシャル W−35 背面 モーリススペシャル W−35 ななめ
完成して記念撮影です(笑)



モーリス スペシャル W−35を弾いてみた!
さっそくW−35を試奏してみました。と言ってもギター初心者。たいした曲が弾けるわけではありません。今練習している、「ZOO〜愛をください」を弾いてみました。あとはアルペジオを少々…

鳴りはなかなか。製造から30年以上経過してますからよく鳴ります。サスティーンも満足♪ 牛骨サドルも良い働きをしています。販売価格が3万5千円のギターとはとても思えません!

がっ、

隣になるマーチンD−28を弾いてみました…

音が違う?
マーチンの方がふくよかな感じかな…?

いやいや、音に艶があるっていうか、ギターの音なんですね、マーチンは。
で、W−35は針金の音(爆)

ん〜、どう表現したらいいんだろう?
マーチンは純粋にギターの音色だけが聞こえます。余韻も含めてね。
W−35はサイドとバックの板の振動する音と言うんですか?澄んでないんですね。弦が振動する音なのかな? ←ギターだから当たり前か。

同じ弦を使ってるのに、音の濃さのレベルが違いすぎます…


小学生の時に縦笛を吹いたじゃないですか。マーチンは笛の音だけがきれいに聞こえる感じ。W−35は笛の音とスーっという空気の音が混ざった感じ。
別に例えるなら、マーチンは真空管アンプ。そしてW−35はトランジスタアンプって感じです。トランジスタってバイアス電圧でゲタ履かしてるから入力ゼロの時でも出力はゼロにならないでサーっというノイズが入りますよね。あんな感じです。

もっともこれは2本を引き比べないとわからないでしょうね。家でマーチンの音を覚えてお店でこのW−35を弾いたら、おぉっ、これはスゴイ!ってことになると思います。

よくヤフオクなんかで、ジャパンビンテージとかって書いてあるじゃないですか。あれってほとんどが合板の3〜4万のギターにしては良い音って読み替えた方がいいですね。
実は今日も中古ショップで5本くらい弾いてみたのですが、高いギターでもサイドとバックが合板のギターは音が悪いです。鳴るっていう表現が大きさだけのことならば文句無いのですが、音色はオール単板ギターには絶対に勝てません。

このモーリススペシャル、W−35は8000円以下で落札しました。鳴りのレベルとしたら5万円程度のギターに匹敵すると思います。もちろん満足しています。だけど、サイド&バックが合板なのに10万円近くまで値が上がるギターってあるじゃないですか。モーリスの1000番台のギターとかヤマハの赤ラベルとか…。キャッツアイの高級モデルなんかもそうかな?
言えることは、合板ギターは絶対にオール単板ギターの音色にはかなわないってことですね。ギター始めて数ヶ月の私でもわかるほどの差があるのですから、数万円を出すならばオール単板ギターを買った方が良いと思います。Youtubeでも多くの人が試奏しているので、音を聞き比べると良いと思います。もちろん楽器店で実際に弾いてみるのが良いのですが…

マーチンD28とモーリスW−35
2台を並べて記念撮影です。
飴色に焼けているのがモーリススペシャルW−35。そして白い方がマーチンD−28です。音はマーチンの勝ちですが、外観はW−35の勝ちですね。写真のD−28が飴色になってくれるのは30年後… その頃W−35はどんな色になっているのか? いや、その頃私は生きているのだろうか(滝汗。。。