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Morris Special W-35 トップ膨らみのリベアにチャレンジしてみた
ヤフオクで購入した Morris Special W-35。良いギターですね。製造から35年くらい経過してますが、まだまだ現役で頑張れそうです。
でも残念なことにトップ板が膨らんでしまい、サドルを削ることで弦高を下げてあります。もちろんこれは正解なのですが、せっかくのトップ単板ギターです。トップ板を存分に共鳴させて良い音色を出させてやりたいものです。

削られたサドル
ヤフオクで買った新品サドルがまだ到着しないので、今まで付いていたサドルだけの写真となってしまいました。3mm以上は削られていそうです。これだとサドルに突入する弦の角度が無くなり、テンション感の無い音になってしまうんですよね。練習用のギターだからそこまで気にすることもないかもしれませんが…

まずは現状把握です。
トップ膨らみ トップ板 横方向の膨らみ
ブリッジを中心に、エンドピン方向に5mm〜7mmの膨らみ。横方向は4mm程度というところでしょうか?
このMorris Special W-35のネックは素晴らしいくらいに真っ直ぐです。かなり丈夫なんですね。でも丈夫なゆえに弦の張力はすべてトップ板が受け止めてしまい、ご覧のように膨らんでしまったのでしょう。単板なので合板よりも弱いですからね。

ちなみにトラスロッドはどちらにも回りませんでした(汗) 力任せに回せば動いたのかもしれませんが、固着してそうなロッドを無理やり動かすこともないかと…。ネックは本当に驚くほど真っ直ぐだし…

で、まずはドライヤーでトップ板を温めながら押してみたのですが、あまり効果は無いようです。そうなるとアイロンしか無いですね。
温度を中にセットしてアイロンでトップ板を押していきます。

アイロンで膨らみのリベア 膨らみリベア
アイロンをあてて充分に水気を取ったタオルを表板の上に置いてアイロンで押します。
トップ板はかなり丈夫です。想像している以上の力が必要です。そこで全体重を乗せようと思い片膝を立てた瞬間にミシミシッと鳴りました。危ない…
力加減は20kg〜30kgというところでしょうか? 男性が力任せに押したらきっと割れます(爆) トップ板のきしみ具合を確かめながらやって下さい。
と書きましたが、ギターを壊すこともあるので自己責任で!

1時間ほど格闘したでしょうか? 若干ですが膨らみが解消したような気もします素人作業なのでブレージングの追加というプロの仕事はできません。ひたすら温めて押すだけなのです。

重石を置く
あとは重石を置いて放置するだけです。何キロあるのかわかりませんが、とりあえずギターアンプを載せておきました。

場所が狭い
夜寝る時は場所を移動し、夜中もずっとこの状態を維持します。

そして24時間後…
膨らみが2mmになった
エンドピン方向ですが、膨らみが2mmになりました! 即効性は無いけど、じんわりと効いているようです。

2mmくらいの膨らみだと定規を当てないとわからないレベルです。トップ板のぱっと見は平らです。でも長年にわたる癖がついているはずなので、もう24時間はこのまま置いておきます。ヤフオクで買ったサドルとピンが来なければさらに時間を延ばそうと思っています。

とりあえず、トップ板の膨らみは軽減したようにも見えますが、弦張ってチューニングしたらまた膨らむでしょう。だからエクストラライト以下の細い弦を付けて、さらには1音下げチューニングで使っていこうと思います。弾かない時は弦を緩めます。あとはギターと相談しながらですね。

そうそう、アイロンを30秒くらい当ててると、塗装が白っぽくなってしまいます。これはマズかったな、と思っていたのですが、1日たったら元に戻ってました。ギリギリのところだったのかもしれませんね。
ついでに塗装の白濁してるところにもアイロンをかけてみたのですが、白濁は残念ながら消えませんでした。再塗装にもチャレンジしてみようか思案中なのです(笑)